ペナルティーキックの実際
ペナルティーキックの瞬間。2006年ワールドカップドイツ大会、ポルトガル-
フランス(2006年7月5日・ミュンヘン・前半33分)キーパーはポルトガルのリカルド・ペレイラ、キッカーはフランスのジネディーヌ・ジダン。
インパクトの瞬間にゴールキーパーがボールと同じ方向に飛んでいるのが分かる。この読みは当たっていたがボールはゴールマウスの中に引き込まれた。
ペナルティーキックの瞬間。2006年ワールドカップドイツ大会、ポルトガル-フランス(2006年7月5日・ミュンヘン・前半33分)キーパーはポルトガルのリカルド・ペレイラ、キッカーはフランスのジネディーヌ・ジダン。インパクトの瞬間にゴールキーパーがボールと同じ方向に飛んでいるのが分かる。この読みは当たっていたがボールはゴールマウスの中に引き込まれた。
ペナルティーキックはキッカー、ゴールキーパー双方にとってプレッシャーの掛かる場面である。
[編集] キッカー
キッカーは選定は任意であるが、一般的にそのチームの中でキックが一番上手い人、責任が取れる人(つまり
キャプテンマークを巻いている人)が好まれる。前者は彼(彼女)が外したら誰も決められないという事で諦めることができるから、後者は心理的プレッシャーが掛かる場面で責任を一身に背負える立場にあるからである。その他には、得点数を稼ぎたいフォワードの選手が行う場合もある。キッカーの選任はフィールド上の選手のみで決定する場合もあるが、事前に監督によって指名されている場合もある。一試合の中で複数回ペナルティーキックの機会が訪れる場合もあるが、その際には「一度ペナルティーキックを外したプレーヤーは、2回目を蹴りに行ってはいけない」という金言がある。
なお、得点の際の状況の特殊性から、得点者とその得点の時間のみを記述し、アシスト者や得点に関わる状況などを特に記述しない場合でも、ペナルティーキックによる得点に関しては PK, Penalty, Pen などとそのことを明記する場合も多い。
[編集] ゴールキーパー
ゴールキーパーにとっては、キッカー以上に負担の大きい場面となる。ペナルティーキックの権利を与えられたチームは、約8割の確率でゴールに成功している。ペナルティーキックに際してゴールキーパーは時間的、精神的余裕がある場合は実際にはモーションを読んだり、軸足の方向でボールが来る方向を読んだり、事前に行ったスカウティングを基に飛ぶ方向を決めたりしているが、最終的にはゴールキーパーの独自の判断の元(つまりは勘)でボールが飛んでくる方向を予想し、その方向に飛ぶという事を行っている。この際に飛ぶ大まかな方向としては、真ん中上(動かない)、真ん中下、右上、右下、左上、左下に6等分するか、単に真ん中と左右の3等分で動く場合もある。後者に於いても実際にその方向にボールが飛んでくる確率は10%程度であり、この数字だけを見ても如何にゴールキーパーにとってペナルティーキックを防ぐのが難しいかが分かる。また、ボールが飛んでくる方向を読んでいたとしても実際にボールを止められるという保障にはならない。そのままゴールキーパーの体をすり抜けてゴールマウスの中にボールが入ってしまう場合も考えられる。
[編集] ペナルティーキックと得点、ジャッジ
この罰則は、反則を行ったチームにとって実質的に1点を失点するに等しい効果を持つ。また、ペナルティエリア内で反則を犯した選手には警告・退場が宣告されることも多い。
サッカーは一般に得点の入りにくい競技であり、ある1つのプレーがペナルティーキック相当の反則であると判断されるか、それとも反則でない(攻撃側のシミュレーションも含む)と判断されるかが、しばしばその試合の結果そのものを左右することにもなる。
実際、2006 FIFAワールドカップの予選、ウズベキスタンvsバーレーン代表の試合において、ペナルティーキックのルールに関する適用ミスという誤審があり、この試合はサッカーとしては異例な再試合が行われ、また、主審を務めていた吉田寿光は国際審判の資格停止処分(無期限)を受けている。このような大問題となったケースだけでなく、ペナルティーキックか否か(ペナルティーエリアの中での反則行為か否か、反則行為の有無、など)、ペナルティーキックに際してのプレイヤーの規則違反の有無などのペナルティーキックに関わる判定に対し、批判的な意見が出ることも決して少なくない。
出典: フリー百科事典『
ウィキペディア(
Wikipedia)』
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